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海のはじまり1話ネタバレ!水季の死因は?なぜ海の存在を隠した?考察も

海のはじまりネタバレ第1話!水季の死因は?なぜ海の存在を隠した?考察も

※本ページはPR・ネタバレを含みます

2024年7月1日(月)21時~<初回30分拡大>で放送がスタートした夏の月9ドラマ『海のはじまり』。

第1話の放送開始とともに世界トレンド1位(X・旧Twitter)を獲得するなど大きな反響を呼んでいる『海のはじまり』ですが、第1話ではどのような物語が描かれたのでしょう。

今回は『海のはじまり』第1話のネタバレ・内容について、補足を交えながらどこよりも詳しく、わかりやすくまとめてみました。

また、水季の死因や海の存在を隠した理由についても触れています。

『海のはじまり』のネタバレが許せる! 興味がある! という方はぜひ最後までお付き合い下さい。

この記事でわかること

  • 『海のはじまり』第1話 放送日
  • 『海のはじまり』第1話 ネタバレ・考察
  • 『海のはじまり』主要キャスト&役柄紹介
  • 『海のはじまり』主題歌について
  • 『海のはじまり』見逃し配信について

※本記事にはネタバレが含まれています。第1話の内容をまだ知りたくない方やネタバレが許せない方は、そっと本記事を閉じて頂くことをおすすめ致します。

 

 

 

『海のはじまり』第1話放送日

第1話:2024/7/1(月)21時~

<初回30分拡大>

『海のはじまり』第1話は2024年7月1日(月)21時~フジテレビ系で放送。

初回放送は30分拡大SPです!

 

『海のはじまり』第1話ネタバレ

画像出典元:『海のはじまり』公式サイト

それではさっそく『海のはじまり』第1話「ママが大好きだった人」のネタバレを記していきたいと思います。

ほぼ文字起こしに近い形でまとめていますが、若干の言葉の違いや追い切れなかった部分もありますので予めご了承を…!

物語全体の流れや、登場人物ひとりひとりの感情、そのシーンが描き出す繊細な空気感が少しでも伝わっていたらいいなと思いながらまとめました。

雰囲気だけでもお伝えできたなら嬉しいです。

 

水季と海の記憶「いるから大丈夫」

冒頭、水季と海が海辺で手を繋いで歩ているシーンからこの物語はスタートします。

海「どこから? どこからが海?」

水「水があるところからかな。…海のはじまりが知りたい?

海「…終わり?」今度はそう言って水平線を指さす海。

水「あれは水平線。水平線は終わりじゃないよ。終わりはない。ずーっと海」

何気ない会話を紡ぎながら隣を歩く水季と海。

少し前を歩きはじめた海に、水季はこう声を掛けます。

水「―――いるよ。いるから大丈夫。行きたい方行きな!」

笑顔で頷いた海。この言葉の意味とは…。

 

夏の携帯に一件の着信が…

場面は変わり、夏と弥生の仕事中の様子が描かれます。

夏は常に曖昧で、どこか頼りない雰囲気を持つ優しい青年。

一方の弥生は誰に対してもはっきりと言いたいことが言える、芯のある真面目でしっかり者の女性。

対照的な2人の雰囲気が伝わってくるシーンです。

 Check! 弥生の真面目さは折り紙付き! 同僚から「百瀬さん(弥生)が年下と付き合っているの、わかる気がします。だって、百瀬さんくらいしっかりした人だったら甘えやすいですもん」と言われるほど、周囲からも"しっかりした人"と評価されているようです。

 

夜、帰宅した夏がアパートの鍵を探していると、「鍵、ポケットじゃない?」と弥生が後ろから声を掛けます。

弥生の言った通り夏のポケットから鍵が見つかると、弥生は「しっかりしてくれ」と優しく笑い、2人はアパートの中へ。

 

その日の食卓に並んだのは、弥生が作った野菜炒めとお惣菜のコロッケ。

2人は一緒にご飯を食べながら夏休みの予定を話しています。

弥「夏休みいつとれる?」

夏「ん-…」

弥「その、"うん"と"うーん"の間の曖昧な返事、やめれる?(笑)」

ここでも、想いを口にするのが苦手な夏と、はっきりとモノを言う弥生の対照的な性質が現れていました。

 

2人が夏休みに海に行くか山に行くかと話していると、夏の携帯が着信を告げます。

その電話は、夏のかつての恋人「水季の死」を告げるもので―――

「なんで死んだの…?」夏の口から零れた言葉に、弥生も何かを感じ取ったようです。

 

水季の葬式

翌朝、夏は喪服を取りに実家へ帰省します。

ただ「物を取りに…」とだけ告げた夏の姿を見て、そっと黒いネクタイを差し出す父。

なぜ(葬儀だと)分かったのかと問う夏に、父は「親の勘だ」と優しく応えます。

 Check! 夏の"父"は本当の父親ではなく、母親の再婚相手です。夏の両親は夏が3歳の時に離婚しており、夏は母親に引き取られました。7年後、夏が10歳の時に母親が現在の父と再婚。3歳年下の弟"大和"も加わり、4人家族となりました。

 

喪服を着て水季の葬儀場へ向かった夏は、「南雲水季」と書かれた看板を前に暫し立ち尽くします。

8年ぶりに会った大学時代の友人と葬儀場内へ入った夏は、焼香の列に並び、親族席にお辞儀をし、水季の遺影を見つめて動けなくなり…。

その時、水季の棺を覗き見る「女の子」の姿に気付きます。

驚いた表情で「女の子」を見つめる夏。

水季の母・朱音に親族席に連れ戻されるその子から目が離せない様子でした。

 

焼香後、夏は親族の会話を聞いていた友人から「女の子」についての話を聞かされます。

「女の子」は水季の子供で、シングルマザーだったこと。

誰のせいだ、誰の責任だと揉めている様子だったこと。

「…何歳?」と聞く夏に、「わからない、多分幼稚園くらい?」と友人は応えます。

友「でもわかる気がする。南雲さん、昔から一人で生きられそうな雰囲気あったし」

夏「そうじゃなかったから今葬式やってんだろ」

目に涙を滲ませながら、苦し気に声を荒げた夏。

我に返り「…ごめん」と謝ると、煙草を吸ってくるという友人と別れひとりロビーへ向かいました。

 

葬儀場のロビーでひとり、弥生とLINEする夏。

「今日は私のことなんか考えなくていいんだよ」という弥生の言葉には夏への思いやりが溢れています。

夏は弥生とのLINEを閉じ写真フォルダを開くと、画面を過去へとスクロール。

8年前の水季を映した写真・動画を開きました。

画面の中の水季は波打ち際ではしゃぎながら、満面の笑みで何かを叫んでいて―――

 

夏と水季の出会い

ここから、夏と水季の回想シーンに移ります。

夏と水季が出会ったのは、大学の「山岳部」の新入生歓迎会でした。

トイレに立った夏が席へ戻ろうとしたところ、椅子の上で蹲るような姿勢で下を向く人(水季)の姿が。

思わず「大丈夫ですか…?」と声を掛ける夏でしたが、水季はただ下を向いてゲームをしていただけで、夏が話かけたことによってGAME OVERに。

ムッとする水季に「すみません…」と気弱に謝ることしかできない夏。

水季は初め夏を警戒していたようですが、同じ1年生でタメ、同じ新歓の参加者だと知ると一気に人懐っこい態度に。

山岳部の新歓に、ただ友達の付き添いで参加しただけの夏と、ご飯がタダになるからという理由だけで参加した水季。

自分は「海派」だと楽しそうに言い切る夏に、夏も笑顔がこぼれます。

 

水「人に合わせて興味ないとこ来れるってすごい」

夏「すごくないですよ。自分で決められないというか…」

水「すごい。人に合わせられるのはすごいよ」

夏「…意思がない、自分がない」

水「自分より他人のことを考えちゃうんでしょ。良いことだよ」

夏「…はっきりしろってよく言われるし、曖昧な返事ばっかで」

水「"はい"か"いいえ"で答えられることなんて、そんなないよ」

夏「…はい」

水「尊敬します。人に合わせるの苦手だから。こう見えて私、マイペースなんで」

夏「…マイペース、にしか見えない…です(笑)」

 

なんとなく、本当にただなんとなく距離が近づいて、お互いの心が開きはじめて。

大学でも一緒に過ごす時間が増えていきます。

 

水季は気が強く芯のある女性で、発言もとにかくストレート。

「他のあらゆる可能性から目を逸らすな」

「私は自分で自分の選択肢を作る」

そんな自分とは正反対な性質を持つ水季を、夏は優しい目で見つめていました。

 

間もなく交際をはじめた2人は、夏の運転で海へドライブへ。

楽しそうに車の窓から身を乗り出す水季に「水季、あぶないから!」と注意する過保護な一面も。

夏は波打ち際ではしゃぐ水季をスマホで撮影し、2人は幸せそうに笑い合って―――

その動画こそが、今水季の葬儀場のロビーで夏が再生している動画でした。

 

海との出会い

夏が水季との過去に想いを馳せていると、さっきの「女の子」と男性(津野)が手を繋いでロビーに入ってきました。

津野はその子に「一人でお絵描きして待っていられる?」と尋ねます。

自分はおばあちゃん(水季の母)の手伝いをしてくるから、「あとで迎えに来る、いい子で待っていてね」と。

「津野くん…、またママに会える?」

女の子のその言葉に一瞬声を詰まらせながらも、津野は「火葬の前にまた顔見れるから」とだけ答えてその場を去ります。

 

1人になった女の子に夏は引き寄せられるように近付くと、意を決して声をかけます。

夏「あの…、水季の…娘さん?」

女の子はにっこり笑って頷くと、「海(うみ)。さんずい」と返します。

夏「さんずい…、あ、漢字…?」

海「うん!」

夏「…何歳?」

海「6歳」

夏「そっか、6歳…。さっきの人、お父さん?」

海「津野くん?(笑いながら)津野くんがパパなわけないじゃん!」

夏「…そうですか。…お父さん、いないよね?」

この言葉を発した直後、自分の無神経な発言に気付いた夏は「ごめん」と謝ります。

海「いるよ。いるって言ってた。ママが」

はっきりとそう告げた海の言葉に夏は驚きますが…。

 

その時、海の親戚とみられる女性が海に話かけてきました。

「可哀相ね…。もう少し大きくなったらわかるから。今は楽しくていいのよ」

どこか侮蔑を含ませたような物言いに、心無い言葉…。

そのまま立ち去った親戚に、傷付き悲し気な表情を浮かべる海の姿を見た夏は、「…可哀相なんかじゃない」と口にします。

そして、「あんなの聞かなくていい」と言うと、海にイヤホンを渡し耳に近づけるよう言います。

再生されたのは、さっき夏が見ていた海辺での水季の動画。

海は画面に映る若き母の姿を嬉しそうに見つめていました。

 

 

8年前の悲しい記憶

場面は変わり、8年前の回想シーンに移ります。

大学2年の冬、夏のアパートを訪れた水季は机上に広げられた就活の資料を見て驚いた様子を見せます。

「なんか意外」という水季に、夏は「親に心配かけないように。波風立てずに生活できたらそれでいいかなって」と自分の胸の内を明かし…。

そんな夏に一瞬瞳を揺らした水季は、「書いて欲しいものがあって」と一枚の紙を見せました。

その紙には「人工妊娠中絶同意書」の文字が―――

 

同意書を見て全ての動きをとめた夏。

その表情と瞳には、困惑・驚き・戸惑いがありありと見て取れました。

動揺を隠せないまま「…どういうこと?」と問う夏に、水季はつとめて明るく「私、浮気とかしてない。相手は夏くんしかいないから、これ書いて欲しくて」と同意書へのサインを求めます。

混乱しながらも、なんとか状況を飲み込もうと必死の夏。

夏「…いつわかったの?」

水「妊娠してるって?…ん-…一週間くらい前?」

夏「誰かに相談した?」

水「ううん。あ、病院の先生には相談した」

わざと茶化して言う水季に、夏は「ごめん…」と静かに謝ります。

水季は「ごめん! これは事故。いや、事故っていうか…。誰も悪くない。どっちも悪くない」といつも通り明るく振る舞おうとします。

夏「一週間、不安だったよね…。…ごめん、気付かなくて。1人で一週間も…。不安な思いさせてごめん」

夏の言葉に、水季も目に涙を溜めながら「不安か不安じゃないかって言われたら…不安…だったかな」と素直な気持ちを返します。

それでも、夏にペンを握らせ「書いて」と同意書へのサインを求める水季。

動けない夏は必死に頭を働かせ、「他の選択肢はないの…?」と問います。

水季は夏の目を見ながら「考えたよ。考えて決めた」と力強く言い、続けて「夏くんは下すことも生むこともできない。だから、私が決めていいでしょう?」と言い放ちます。

水季の言葉に何も言い返せなくなった夏は、「…わかった」とだけ口にし、ゆっくりと、迷いを滲ませながら、それでも最後までしっかりと自らの名前を書き綴りました。

同意書へのサインを見届けた水季は、震える夏の手を握り「…クリスマス、どこ行こっか」と、あくまでも普段通りの会話をしようとつとめます。

その瞬間、堪えきれず静かに大粒の涙を流す夏の姿が悲しくて…。

 Check! 夏は水季と付き合っていた当時住んでいたこのアパートに、8年経った今でも住み続けています。夏がどんな想いで留まり続けていたのかは分かりませんが、この選択が後に大きな意味を持つことに―――

 

※水季の妊娠を巡り、世間では様々な憶測や批判の声が挙がっていたようです。しかし、脚本家の生方美久さんはこの件に関して、「夏と水季は避妊していた」という趣旨の声明文を出しています。その上で、避妊具を使用していても予期せぬ妊娠はあること。予期せぬ妊娠をしたパートナーへの周りの批判や性にだらしないと決めつける風潮が、さらに彼らを追い詰めるということ。そして、「いつか身近に彼らと同じ悩みを持った人が現れたとき、悩み苦しみながら自らの選択をしたドラマの登場人物たちを思い出し、少しだけ優しくなってください」と、一部の偏見が生まれないようにすることが今回のドラマで伝えたいメッセージの1つだったと明かしています。

 

突然の別れ

場面は変わり、病院から出てくる水季を外で待っていた夏。

水季の姿を見つけ声をかけた夏に、「病院ってさ、お金払って痛い想いする場所だよね。最悪」といつもの調子で返す水季。

―――いつも通り。

こんな風に、いつも通りの毎日がこれからも続くはずだったのに…。

 

ある日、大学で水季の友人から声を掛けられた夏。

「月岡君? 水季どうしたの? 大学辞めたの、なんで?」

何も聞いていない、何も知らない夏は、そのまま席を立ち水季に電話を掛けます。

夏「どうしたの? 体調悪い?」

水「元気だよ」

夏「大学辞めたって…なんで?」

水「んー…学費高いし、さっさと就職しようかなって」

夏「だったら相談してよ」

水「夏くんに相談したところで、私夏くんに影響されないし」

夏「急に勝手に1人で決められたら心配する」

水「急に勝手に1人で決めなきゃいけないこともあるんだよ」

半ば絶句し、諦めと焦りを携えた様子で「わかってる、わかってるけど…」と繰り返す夏に、水季はさらに続けます。

水「別れよう」

夏「…ん?」状況が読み込めず、戸惑いが隠せない夏。

そんな夏に追い打ちをかけるように、「別れよう。別れて下さい。夏くんより好きな人できちゃった」といつも通りの口調で告げる水季。

水「その人のこと、夏くんよりずっと好きになっちゃった。ずっと一緒にいたい」

夏「…誰?」

水「ひみつー。ないしょー」

夏「会って話そう」

水「夏くんに会ったところで、夏くんの言葉で意志変わったりしないし」

水季から発せられる言葉に言葉を詰まらせる夏。

水「その人に伝えたいことある?」

夏「あるわけないだろ」

声に怒りを滲ませながら答える夏は、最終的に水季に「お幸せに」と言い放ちます。

水「はい、わかった。伝えとく。絶対幸せになるし、する」

そう答える水季に、夏は堪え切れず想いをぶつけます。

夏「勝手だよね。本当に、いつもずっと。マイペースっていうか、わがままで頑固で薄情で。その人に伝えて。さんざん振り回されて、最後には捨てられる。覚悟した方がいいって。そう伝えといて」

水「…ふふ。最後にすごい言うじゃん」

夏「…ごめん」

あまりにも突然のことで頭が上手く働かない夏。

言いたいことは山ほどある。

でも、言葉にできない。

それでも気掛かりなのは水季の身体のことで…。

夏「…身体、本当に大丈夫なの?」

水「うん」

夏「…ならいい」

涙を堪えながら「…元気でね」と精一杯の強がりを見せる夏。

水「うん。ばいばーい! 元気でね」

水季は相変わらずいつも通りで―――

 

この連絡を最後に、夏と水季が会うことは二度とありませんでした。

 

血の繋がった娘の存在

動画の再生が終わり、海は夏にイヤホンを返します。

海に「ママの友達なの?」と聞かれ、「8年…会ってないかな」 と答えます。

そこへ先ほどの男性(津野)が戻ってきて、海に中へ戻るよう促します。

夏が「水季さんの大学の同級生で月岡と言います」と自己紹介をすると、途端に表情を無くした津野。

自分は水季の同僚だと話す津野は、夏に対してどこか冷めた目を向けていて…。

夏「どちらにお勤めなんですか」

津「…知らないんですね」

夏「…」

津「…この7年のこと、本当に何も知らないんですね」

意味深な言葉を残して立ち去る津野を、夏は見送ることしかできずにいました。

 

一方、親族控室に戻った津野は、水季の母で海の祖母にあたる朱音に「月岡さんがいらしていました」と伝えます。

朱音は暫し思案した後、海を連れてバス停の列に並ぶ夏の元へ向かい…。

そこで朱音は「水季の母です」と身元を告げ、「これ、私の連絡先です。気になるようなら連絡頂けますか」と一枚の名刺(紙?)を差し出します。

続けて「気にならないようなら捨てて下さい」とも。

 

人の目を意識しバス停の列から離れた場所に移動した3人。

朱音から「先に中に戻っていて」と言われた海はその場を去り、夏は朱音と真っすぐに向き合うことに。

夏「あの、何が…」

朱「…水季の人生は終わりましたが、私たちは生きていかなければならない。海の未来を考えなければならないんです」

夏「なんで僕に…?」

未だ事情が呑み込めていない夏は、困惑して問いかけます。

朱音は鞄から海の母子手帳を取り出し、そこに挟まれた一枚の紙を夏に差し出しました。

それは8年前にサインした「人口妊娠中絶同意書」で…。

朱「…変わった子。親でも何を考えてるのかわからないような子で」

そう口にする朱音に言葉を無くす夏。

さらに朱音は続けます。

朱「…気付きませんでした? あの年の子ですよ」

夏「6歳だって…」

朱「もうすぐ7歳になります。小学校1年生です」

あの時の同意書と、もうすぐ7歳の女の子。

「海」があの時水季のお腹にいた子だと理解した夏は驚き、愕然とします。

夏「…すみません。何も知らなくて…」

朱「知りませんよね。男の人は。男の人は隠されたら何もわからないですよね。…妊娠も出産もしないで父親になれちゃうんだから」

静かな怒りにも似た感情を声と瞳に滲ませながら、真っすぐに夏に言い放つ朱音。

 

一方、津野の元へ戻った海は「夏くん? あの人が夏くん?」と嬉しそうに尋ねます。

「…うん、そうだよ」と優しく答える津野は、困ったように眉を下げていました。

 

朱音は夏に「…そういうのないですよね。海の父親やりたいとか、ないですよね」と尋ねます。

「押し付けようとしてるわけじゃない。水季がわがまま言って勝手に産んだ結果ですから」と、様々な感情を押し殺した様子で淡々と続けます。

「ただ、想像して下さい。この7年の水季の事。想像はして下さい。…今日1日だけでも」

朱音の遣り切れない想いを前に、何の言葉も発せずにいる夏。

―――その時。

「夏くん!」と呼ぶ海の声が響き渡りました。

夏に向かって嬉しそうに手を振る海。

その姿が水季の姿と重なって…。

 

泣き崩れる夏に弥生は…

夏がアパートに帰宅すると、そこには夏の帰宅を待つ弥生の姿が。

「どうかしたの」と問う夏に「心配になって」と答える弥生。

弥「ごめんね、急に来て」

夏「ううん…。一人だと、どうにかなりそうだった」

夏は弥生に、大学の同級生が亡くなったと伝えました。

夏「病気だったみたいで、知らなくて…」

弥「そっか…。つらかったね…」

夏の背中を抱き、慰めるように寄り添う弥生。

弥「つらいね…」

夏「何も知らなかったから…、"つらい"なんて思っていいほど、何も知らない。何もできない…」

泣き崩れる夏にただ寄り添う弥生は、何かを感じ取りつつもそれを言葉にすることはなく。

 

一方、自宅へ戻った海は朱音から水季のスマホを譲り受けていました。

「解約しなきゃいけないから…。持っていても良いけど、後で返してね」という約束付きで。

水季のスマホの写真フォルダには海と水季の思い出がたくさん詰まっており、その一つ一つを嬉しそうに眺める海の姿がありました。

 

翌朝、会社を休んだ夏は実家へ戻り、そこで弟の大和に会います。

「これ、お父さんに返しといて」と借りていた黒いネクタイを差し出すと、大和は静かに「誰の(葬儀)…?」と尋ねます。

夏「…大学の同級生」

大「泣いた?」

夏「どうかな…」

大「わかる。俺も葬式で泣けなかった…、母さんが死んだ時」

大和の母は大和が幼い時に亡くなっており、その時のことを思い出しているようでした。

大「可哀相って。…言葉の意味は分からなくても、感情は伝わってきちゃうんだよね

その言葉で、葬儀場で見かけた親戚と海のやり取りを思い出した夏は海に想いを馳せて―――

 

 

思いがけぬ訪問と8年越しのメッセージ

その後、アパートに戻った夏。

インターホンが鳴り扉を開けると、そこにはなぜか"海"の姿が。

夏「…え? 海…ちゃん? ひとり? どうやって…?」

戸惑いが隠せない夏に、海は楽しそうに「1人で来たから」と答えます。

さらに海は「来たことあるから」と続けます。

海「来たことある。一緒に。練習したから。1人で来れた!」

海の言葉にさらに困惑を深める夏でしたが、「暑いから…」と玄関に招き入れます。

そこで海が「見て?」と夏に見せたのは、水季の携帯の動画でした。

海が1人で自分の家にいる、という状況に焦った夏は、「もう帰った方がいい、後でおばあちゃん(朱音)にちゃんと連絡するつもりだったから…、それ、今度見るから」と説得しようとします。

しかし、海は動じず「見て?」と動画を再生し続けています。

 

―――夏が好きだから。

ふいに聞こえてきたその言葉に、夏は言葉をとめました。

水「夏が好きだから。季節わかる?ママ、夏が一番好きなの」

水「夏はママがもらいましたー!」

水「夏がお迎えに来るまで、ママひっそりしてる。…お休みなさーい!」

動画の中の水季の姿に、言葉に、涙が止まらない夏。

海は動画の再生が終わると、今度は夏の動画を「もう一回見せて?」とお願いしてきます。

夏は葬儀場のロビーで海に見せた動画を、あの時と同じように再生します。

今度はミュートでもイヤホンでもなく、ちゃんと音声をオンにして…。

 

そこには波打ち際、満面の笑顔で「海、好きー!」と大声で叫ぶ水季の姿がありました。

水「海好きー! 大好きー! 海、大好きだよー!!」

涙が止まらない夏に対し、嬉しそうに「海もママ大好き」と微笑む海。

それでも…。

 

「はい、終わり」と海に告げる夏。

海「…終わり?」

夏「うん」

海「終わるとどうなるの?」

夏「終わりは終わりだよ」

海「もうないってこと…?」

答えに詰まった夏は海に「帰ろ?」と促しますが、海は頑なに会話を続けます。

海「ママ、終わったの? ママ、終わっちゃったの?」

夏「…死んじゃったんだよ」

海「死んだらどうなるの?」

夏「…ごめん、わかんない」

夏は言葉を選びながら続けます。

夏「死んだらどうなるかは分かんないけど、お母さんじゃなくなるわけじゃないから…」

海「夏くんは…? 夏くん、海のパパでしょ?」

その言葉に返す言葉を見つけられない夏。

海「夏くんのパパ、いつからはじまるの…?」

 

ここで、第1話は終わります。

 

『海のはじまり』全話ネタバレ&あらすじ

  • 『海のはじまり』第1話ネタバレ&あらすじはこちら ←今ココ
  • 『海のはじまり』第2話ネタバレ&あらすじはこちら
  • 『海のはじまり』第3話ネタバレ&あらすじはこちら
  • 『海のはじまり』第4話ネタバレ&あらすじはこちら
  • 『海のはじまり』第5話ネタバレ&あらすじはこちら
  • 『海のはじまり』第6話ネタバレ&あらすじはこちら
  • 『海のはじまり』第7話ネタバレ&あらすじはこちら
  • 『海のはじまり』第8話ネタバレ&あらすじはこちら
  • 『海のはじまり』第9話ネタバレ&あらすじはこちら
  • 『海のはじまり』第10話ネタバレ&あらすじはこちら
  • 『海のはじまり』第11話ネタバレ&あらすじはこちら

※放送終了後、毎週リンクを追加していきます

 

水季の死因は病気?

作中、水季の死因について詳しい説明はありませんでした。

しかし、水季の葬式から帰宅した夏が弥生に「病気だったみたいで…」と話していることから、水季は何かしらの病を患っていたと考えられます。

今後本当の理由が明かされるのか、死因にはそこまで焦点を当てずに物語は進むのか。

どちらにせよ、水季が亡くなったという事実は変わりません…。

 

水季はなぜ夏に海の存在を隠した?

この点についても、第1話で明かされることはありませんでした。

夏に対して半ば強引に人工妊娠中絶同意書にサインまでさせた水季が、なぜ中絶をやめ、別れを告げたのか。

水季が言っていた「夏くんよりも好きな人」というのはお腹の中の子供「海」のことだと推察しますが、夏はそれを知りません。

その上で、どうしてわざと夏を傷つけるような、突き放すような言葉を選びぶつける必要があったのか。

水季と夏と海、3人で幸せになる道を選べなかったのはなぜなのか。

その答えはおそらく、今後明らかになっていくのだと思います。

 

 

『海のはじまり』主要キャスト&役柄紹介

画像出典元:『海のはじまり』公式サイト相関図

『海のはじまり』で主演を務める目黒蓮さん(SnowMan)をはじめ、物語の鍵を握る7名の主要キャストをご紹介します。

7名の役どころも合わせて掲載していますので、ぜひご覧下さい。

 

目黒蓮(SnowMan):主人公・月岡夏(つきおかなつ)

この物語の主人公・月岡夏を演じるのは、今作で念願の月9初主演を果たしたトップアイドル兼俳優の目黒蓮(SnowMan)さんです。

夏は都内の印刷会社で働く28歳の青年で、3歳の頃に両親が離婚し母親に引き取られた過去を持ちます。

その後、母の再婚で3歳下の月岡大和が弟に加わり4人家族に。

時は流れ大学時代、夏は同級生の南雲水季と出会い恋に落ち、2人は平凡ながらも幸せな日々を送っていた…はずでした。

にも関わらず。就職活動を控えた大学2年の冬、夏は水季から一方的に別れを告げられ、そのまま2人は別れることに…。

それから7年の歳月が経ち、ある日突然夏の元に、別れて以来一度も会うことの無かった水季の訃報が届きます。

現実味がないまま向かった水季の葬儀場で、夏は自分と血の繋がった娘・海の存在を知ることになり―――

 

有村架純:現恋人・百瀬弥生(ももせやよい)

夏の現在の恋人「百瀬弥生」役を演じるのは、女優の有村架純さんです。

化粧品メーカーの開発部で働く弥生は夏の現在の恋人であり、これまで3年の月日を夏とともに過ごしてきました。

弥生が"そろそろ結婚も…"と夏との将来を真剣に考えはじめていた矢先、夏のかつての恋人・水季の死と、夏と血の繋がりのある娘の存在を知ることになり。

弥生は自分の思い描いていた未来が崩れはじめる音を聞いた気がして…。

愛する人の身に起きた突然の出来事と、心の準備をする間もないまま向き合うことになった弥生の繊細な心の揺れをどのように演じてくれるのか、期待が高まります。

 

古川琴音:元恋人・南雲水季(なぐもみずき)

大学時代の夏の恋人で海の母親「南雲水季」役を演じるのは、今最も注目を集める若手女優の一人、古川琴音さんです。

水季は夏のかつての恋人で、7年前突然夏に別れを告げ姿を消すという謎の行動を取ります。

夏と別れた後、水季は密かに夏との間に授かっていた娘・海を生み育てていました。

しかし、水季が海とともに過ごせた時間はわずか6年だけで…。

 

泉谷星奈:夏と水季の娘・南雲海(なぐもうみ)

夏と水季の娘「南雲海」役を演じるのは、今大注目の新星子役・泉谷星奈ちゃんです。

海は夏と水季が別れた後、水季がひとりで密かに生み育てていた夏の実の娘です。

水季が亡くなるまでの6年間、海と夏は互いの存在を知らずに過ごしてきました。

しかし、水季の死をきっかけに2人は出会い―――

 

大竹しのぶ:海の祖母・南雲朱音(なぐもあかね)

水季の母で海の祖母「南雲朱音」役を演じるのは、女優の大竹しのぶさんです。

朱音は不妊治療の末に授かった大切な一人娘・水季が残した子供・海をなんとしても守り抜きたいと願う心優しい女性です。

娘の水季とはすれ違ってしまうことはあれど、大学在学中に身籠った水季の意志を尊重し、これまで影となり日向となり見守ってきました。

しかし、最愛の娘は自分より先に亡くなってしまう運命で…。

水季が残された時間を海のために過ごそうとする意志を感じた朱音は、自身も娘のために海に寄り添い生きようと思うようになり―――

 

池松壮亮:水季の同僚・津野晴明(つのはるあき)

水季の職場(図書館)の同僚で、母を亡くした海に優しく寄り添ってきた青年「津野晴明」役を演じるのは、俳優の池松壮亮さんです。

津野は水季が夏と別れたあとに働いていた図書館の同僚で、水季が海といられない時に海を預かったり保育園のお迎えに行ったりと、様々な場面で水季と海を支えてきました。

水季の葬式で夏が水季の事情を何も知らないことを知ると、「この7年のこと、ほんとうに何も知らないんですね」と、言い放ちます。

 

木戸大聖:夏の弟・月岡大和(つきおかやまと)

主人公・月岡夏の弟「月岡大和」役を演じるのは、今最も勢いに乗る若手俳優の木戸大聖さんです。

木戸さん演じる大和は東京の実家で父・母と3人で暮らしており、気持ちを言葉にするのが苦手な夏とは対照的に、考える前に声が出てしまうタイプの青年です。

大和は幼少期に母親を亡くした経験があり、7歳の頃に父が現在の母と再婚したことで夏と家族になりました。

 

『海のはじまり』主題歌はback number「新しい恋人達に」

『海のはじまり』の主題歌はback numberの「新しい恋人達に」に決定!

公式サイトでは「新しい恋人達に」について、以下のように紹介しています。

誰もが人生のどこかで感じるであろう葛藤や悩みに、そっと寄り添っていくかのように流れていくこの曲は、作品の中で生きる登場人物へ思いを重ねられるだけでなく、曲に触れる全ての人たちにとっても大切な"誰か"の物語に思いを巡らせたくなる一曲となっています。幾重にも重なる絆を紡ぎ描いていく本作のテーマである"家族の物語"にふさわしい、優しさと切なさを包みこんだメロディーは、まさにback numberにしか奏でることができない作品とも言えるはず。[公式サイトより一部抜粋]

 Check! 

back numberが月9の主題歌を担当するのは、2015年放送『5→9 ~私に恋したお坊さん~』の「クリスマスソング」以来実に9年ぶりとのこと! 本作のプロデューサーの村瀬健さんはback numberの繊細かつ美しい世界観を含ませた楽曲に深く感銘を受けており、「連続ドラマにとって主題歌は命。このドラマの企画を始めた時から主題歌はback numberさんにお願いしようと決めていた」と語っています。

 

『海のはじまり』見逃し配信について

『海のはじまり』第1話「ママが大好きだった人」を見逃してしまった方は、以下2サイトで視聴できます。

  • Tver(無料)
  • FOD(無料話あり/月額税込976円)

おすすめはTverです!

Tverでは『海のはじまり』第1話を無料配信しており、誰でも気軽に視聴することができます。

下記BoxリンクからTverに飛べますので、ぜひ利用してみて下さいね。

tver.jp

 

 

『海のはじまり』第1話ネタバレまとめ

ここまで『海のはじまり』第1話のネタバレや内容、補足、見逃し配信などについて書かせて頂きました。

8年前に別れたかつての恋人「水季」の死を知り、その葬儀場で自分と血の繋がった娘「海」と出会い、水季と海の7年間に想いを馳せる夏。

"夏くん、海のパパでしょ…?" そう問われた夏には今「弥生」という恋人の存在があって…。

次回第2話では、海の存在を弥生に打ち明けるシーンがあります。

「父親になるの? 認知するってこと?」そう問いただす弥生に、夏は「知っただけで分かった気になっちゃいけないと思って…」と答えていて。

静かに涙する弥生の姿に、胸が痛くなりました。

次回『海のはじまり』第2話の放送は、2024年7月8日夜9時から。

来週も大切に追いかけていきたいと思いますので、また覗きに来て頂けたら嬉しいです。

最後までお読み頂きありがとうございました。

『海のはじまり』全話ネタバレ&あらすじ

  • 『海のはじまり』第1話ネタバレ&あらすじはこちら ←今ココ
  • 『海のはじまり』第2話ネタバレ&あらすじはこちら
  • 『海のはじまり』第3話ネタバレ&あらすじはこちら
  • 『海のはじまり』第4話ネタバレ&あらすじはこちら
  • 『海のはじまり』第5話ネタバレ&あらすじはこちら
  • 『海のはじまり』第6話ネタバレ&あらすじはこちら
  • 『海のはじまり』第7話ネタバレ&あらすじはこちら
  • 『海のはじまり』第8話ネタバレ&あらすじはこちら
  • 『海のはじまり』第9話ネタバレ&あらすじはこちら
  • 『海のはじまり』第10話ネタバレ&あらすじはこちら
  • 『海のはじまり』第11話ネタバレ&あらすじはこちら

※放送終了後、毎週リンクを追加していきます

 

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